駅近く、普段は素通りしていた小さな荒物屋さん
必要としていた大きめの竹ざるが目に留まりました
竹の皮面のみでしっかり編まれています。小さな店内を見渡して並ぶのは鍋、フライパン、様々な調理具。
ごま煎り器など興味深いものもあり、大阪や新潟、三条燕などで作られた良質なものばかりですがお値段も良心的
店主さんは商店街(昭和30年代)の写真を見せてくださって商店街に天幕が貼られオート三輪のある様子、駅の移り変わり、昭和40年代にはアーケードが完成して活気ある人々の様子など写真を見ながら丁寧に説明してくださいました
貴重なお話を沢山聞けた上に恐縮ながら竹ざるも安くしてくださりました
長年使える道具が手に入りにくいと思っていましたが、近くにこのような老舗があるのだと知り嬉しく思いました
こちらはマコモダケ
イネ科の水生植物であるマコモの若い茎が黒穂菌によって肥大化したものだそう
緑の部分は取り除き、かたい箇所はピーラーで。アク抜きなども不用
少し炒め試食してから配合しました
米2合、だし汁(2合分)、薄口醤油大さじ1、みりん小さじ1、昆布茶小さじ2
マコモダケ5本、揚げ1枚、しめじ半パック、にんじん適量と一緒に炊きました
生のヤングコーンに近い甘みがありますが甘すぎず、筍より柔らかい食感で調理しやすいです
翌朝は人参と合わせてキンピラに
マコモダケは魚にお詳しいめんくいさんの記事で知りましたが(2日半煮込まれた鯖味噌が凄い記事です)
はじめての素材には興味津々です
今朝もいい空、穏やかな秋晴れかな
よい週末をお過ごしくださいね