一昨日、ブルターニュのお菓子の記事を書いていてふと思い出しました
モン・サン・ミシェルのオムレツ
サン・マロ湾の孤島に浮かぶ修道院
王の門から修道院に向かう際にグランド リュという旧市街の大通りがあります 実際はとても狭い通りなのですが、かつて12世紀頃から巡礼者の為に食事や宿を提供するのが始まりで、19世紀前半以降に中世芸術が再考され建てられた趣のある建物が並ぶ美しい通りです
そこにラメールプラールという1888年に開業したオーベルジュがあり旅で疲れたカトリック巡礼者の為に考えられた大きなオムレツは大変有名です
卵2個に砂糖小さじ半、塩少々を加えてメレンゲ状に泡立てしてバターで焼きます
私はふわふわスフレより普通のオムレツが好みですがとにかく、見た目は大きいです(今回は直径24センチ)
味はほんのり甘くてしゅわしゅわした感じ(笑)想像出来ますが淡白なオムレツですね
ですから、、淡白なオムレツに合うフェンネル(ハーブ)のおいしいソースを作りましたよ
こっちがメインです(笑)
フェンネルの茎を刻み
にんにくで香り付けしたオリーブオイルで、フェンネル、しめじ1パックをしばらく炒め水分を出します
白ワイン100mlで煮詰め、バター15g、生クリーム80ml、固形コンソメ4分の1とお砂糖をひとつまみ
仕上げはゲランドのお塩ね
フェンネル独特の風味がソースにぴったりでした。クセになりそう。ヒットです
ソースをかけたらオムレツ沈んでしまいましたね
今は、環境も随分変わり橋も建設されたようですが、当時、長い厳しい道のりを行く巡礼者の為にプラールさんが想いを込めて数々のレシピを考案しもてなしていたのでしょうね
旅の思い出レシピでした